最強のリーダーシップとは?

気がつけば今年もう10月。猛暑だった夏もいつの間にか過ぎ去り、食欲の秋!
久しぶりのブログ更新となりました。お陰様で最近少々忙しくなりまして、、、と言い訳はほどほどにしまして。今後もコンスタントに書いて参ります。
本日は「最強のリーダーシップとは?」です。以前にも「リーダーシップ」について何度か書いていますが、今回その続編ということで。

現代のようなグローバル化、スピード化し、複雑で多様化したビジネス環境においては、「トップの強いリーダーシップ」を求める声が強まる傾向がありますが、それは本当に正しいことなのでしょうか?

例えばトップが「能力的」にも「人格的」にも極めて優れた人物である場合、その答えは「YES」になることでしょう。しかしそうでない場合、通常そうでない場合の方が圧倒的に多くなると考えますが、答えは「NO」になると考えます。

先の記載の通り、現代のような、グローバル化、スピード化し、複雑で多様化したビジネス環境において、トップが現場の全ての状況を把握して、迅速かつ正しい判断を下して行くことは、極めて困難と言わざるを得ませんし、得てして、トップの強いリーダーシップは、配下の思考停止と盲目的な追従を生む原因となる例が多く、結果として、判断に時間を要したり、誤った判断を下してしまう可能性が高まってしまいます。事件は現場で起きており、その対応は待った無しなのです。では現代では、どのようなリーダーシップを発揮することが適切なのでしょうか?

それは現場において、「しなやかな」リーダーシップを発揮できるリーダーを増やすことだと考えます。つまり適切なリーダーシップを発揮することができるリーダーの増産です。ちなみに「しなやか」とは鉄のように「強く、重厚でどっしり、硬く」はないけれど、「粘りがあって折れにくく、軽量、柔軟」といった状態のことで、そのような性質のリーダーシップが今後更に求められることになるでしょう。まさに「竹」の如きリーダーシップが大事なのだと考えます。

つまり現代において求められる「最強のリーダーシップ」とは、「トップの強いリーダーシップ」のことではなく、「しなやかリーダーシップ」のことであり、そうしたリーダーシップを発揮する現場のリーダーを増やすことが、企業・組織を強くし、持続的に発展させる基礎になると考えます。

では、「しなやかリーダーシップ」を発揮できるようになるためにはどうすれば良いのか?
また、それができる「リーダーを増やす」ためには何をすれば良いのか?

それらについてはまた後日述べたいと思います。

201810月15日
シナジー&エフェクト代表 笹谷

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