エフェクト(Effect)

本日は「シナジー(Synergy)」とともに当社社名「シナジー&エフェクト」のキーワードとなっている「エフェクト(Effect)」についてです。

「エフェクト(Effect)」を辞書で引きますと動詞と名詞の2つの品詞があり、それぞれ以下のような意味があります。(アルクより引用)
◎他動詞 : 〜を発効させる、達成する、〜をもたらす、生じさせる 等
◎名 詞 : 効果、効力、効能、結果、影響 等

語源は「ef」は「外へ」、「fect」は「作る」という意味があり「何かをやって起こること」、つまり「効果」「結果」となります。
ちなみに「Effectiveness」も「効果」となりますが、形容詞である「Effective」の名詞ですので「効果のある状態」というニュアンスになるようです。当社社名に於ける「エフェクト(Effect)」はまさに辞書にある「効果」や「結果」の意味ですが、少し言葉を足せば、「シナジー(Synergy)の創出によって、クライアント企業様やそこに集う社員の方、また個人の方々が大きな効果、結果(Effect)を得ること」となります。 *シナジー(Synergy)については以前投稿した「シナジー(Synergy)」をご参照ください。

 

少し話を転じまして、「Effect(効果)」とやや似た語に「Efficiency」があり、「効率」や「能率」という意味になります。さて、本来「Effect(効果)」と「Efficiency(効率)」を並べた時に、より重視されるべきは「Effect(効果)」であるべきと考えるのですが、どうも周辺では、より「Efficiency(効率)」を重視する場合が多いように感じています。それは恐らく、「Effect(効果)」には有形、無形両方ありますし、また中長期的な視点を持たないと見えて来ないものがあり、「Efficiency(効率)」に比べて捉え難い場合があるからでしょう。

しかしながら、特に「人」に関することについては、やはり「Efficiency(効率)」ではなく、「Effect(効果)」によりフォーカスして対応すべきと考えます。人に関して「Efficiency(効率)」重視が度を超えると「Effect(効果)」は小さくなってしまいます。過度な効率重視が人を疲弊させることは誰もが理解できることです。人はロボットではなく、効率や能率の向上には限界があるのです。

しかしながら身近なこととして、人員抑制、タイト過ぎる納期、予算削減、残業抑制等により、適正な人員数、仕事量、時間等のバランスを欠き、疲弊してしまっている社員と職場の話は後を絶ちません。そうなってしまっては「Effect(効果)」の最大化など到底無理な話であることは言うまでもありません。人間の身体にしても、もちろん肥満はNGですが、適度な脂肪がある方が、むしろ抵抗力が強く健康な状態であるというのが現代の定説です。

当社社名に含む「エフェクト(Effect)」には、とかく「Efficiency(効率)」にフォーカスしがちな近頃の状況を、より「Effect(効果)」フォーカスに転換したい。そんな思いも込められています。

 

2018年3月12日
シナジー&エフェクト代表

 

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